徳島労連NEWS       <<back index next>> 
憲法を変える大きなうごき
憲男
国民の強い反対を押し切って、小泉内閣と自民・公明の与党はとうとう自衛隊をイラクに派兵した。「全土が戦闘地域」といわれる地域に軍隊を送るのは、戦後初めてだよ。

法子
政府はこれまで、「自衛隊は日本を守るためのもの、だから憲法に違反しない」といっていたはずよ。それなのに、アフガン、イラクへたてつづけに派兵し、最近では、「国際的な活動が主要な任務」なんて平気で言っているわ。どう見ても憲法違反よ。

憲男
だから憲法を変える動きを強めているんだよ。憲法違反と言われないために。

法子
自民党は2005年までに「改正案」を出すんだって。民主党も公明党も、これに負けない勢いで「改正案」づくりを急いでいるわ。

憲男
2000年1月に国会に設置された憲法調査会も、今年中に報告書をまとめることになっている。憲法調査会は「改正案」をつくらないことを約束して発足したけど、衆院調査会の中山太郎会長などは、「はっきりした方向性を出す」と、変えるべき方向を明らかにした報告書をつくろうとしている。