徳島労連NEWS  (第114号)    2004年6月15日  <<back next>>
いま、核兵器の廃絶を草の根からの行動で世界をうごかそう!
第50回原水禁四国大会
 5日、原水禁四国大会が徳島市・郷土文化会館において開会され、四国四県から300人が出席しました。
 松竹伸幸氏による記念講演「憲法9条が生きる21世紀を創るために」では、20世紀の世界がどのように変わっていったかを背景に、ベトナム、イラクの国際的反戦運動の位置づけをし、日本における安保体制とのたたかいを踏まえ、日本の国民とその運動が憲法9条を生かせるかどうか、それが次の世紀を左右すると論じられました。
 第50回という節目の大会であることから、四国大会50年の歩みが37枚の貴重なスライド上映と、長く平和活動を続けてきた各県代表の回想で綴られました。 全国の平和行進を歩いた豊田さんと、各県青年による一分トークは、バラエティあふれるアピール。しかし、最後の「せーのっ! ピース!」は少々気恥ずかしかった。
 子育て小組の手話コーラスと阿波踊りのアトラクションで、一日目がしめくくられました。一生懸命演じる子供たち、勝手に走り回る子もいて、そのほほえましさに会場から拍手がわきおこりました。「イラク支援のサリーちゃんバッチを買ってください」の訴えで、バッチは飛ぶように売れました。
 夜は、二つの交流会が行われました。
 大会二日目は、文化センターで三つの分散会が開かれ、熱心な討議が行われました。
 閉会総会で各分散会の報告がされ、「‥高まっているのは‥イラク戦争への批判、憲法生かせの国民の声です。‥草の根からの行動で世界を動かすことができます。‥全力をつくそうではありませんか」との「徳島からのよびかけ」が採択されました。 

清流
 いよいよ参議院選挙です。財界は昨年秋の総選挙前では、「2大政党制」を積極的に打ちだし、消費税の増税、憲法「改正」を2大政党に競わせました。今、年金財源で民主党が消費税増税を張り合っています。5月6日、年金法案の衆議院採決と引き替えにされた自公民の「3党合意」は、財界の手のひらに乗っているその実態を見事に明らかにしています。(1)年金一元化問題を含む社会保障制度全般の見直しを行う小委員会を国会に設置する(2)税・保険料の負担と給付のありかたを含めた見直しをするとした3党合意と経団連の「税制・財政構造の抜本的改革を視野に入れて社会保障制度全体をパッケージで改革する」「財源として消費税を考える時期にきている」とした経営労働政策委員会報告はうり二つなのです。財界は政治献金の政党評価基準を示し、各党の公約を採点しました。政治献金で「政治」を買ういわば値段表でしょうか。参議院選挙で労働者の政治を見る目がためされます。

参院選 要求実現のチャンス 主催者として1票の行使を

県内各地で平和行進
徳島市コースで人文字
 徳島県内での平和行進が5月30日から始まりました。
この日、甲浦で高知県からの引継ぎが行われ、両県から64人が参加しました。また、県内行進のトップをきって板野郡と鳴門市の平和行進が行われました。
 板野郡では、町長の激励を受けておよそ100名が藍住町役場を出発しました。直前にコースが変更され、北島町役場に向かって例年よりも少し長い距離を歩くことになりました。
 その後、6月5,6日の原水禁四国大会(徳島)をはさんで、県内各地で平和行進が実施され、同時に、県内すべての自治体に要請が行われました。要請内容は「いま、核兵器の廃絶を」の国際署名、意見書の採択、平和展の開催、その他平和活動への協力などです。
 期間中、最終の日曜日(13日)には、徳島市内3コース、石井町などの行進が予定されています。

第6回四国ブロック働くものの学習交流集会 来年は徳島で開催
 5月22日・23日、高知城ホールを会場に全体で約130名、徳島からは9名の仲間が参加し第6回四国ブロック働くものの学習交流集会が開かれました。集会第1日目はオープニング企画で、「パレスチナ・イスラエルへ(ボランティア報告)」と題して、高知大学4回生竹内綾さんがスライド写真を使って報告し、続いて「イラク派兵・憲法どうなってるの?」をテーマに春名なおあき氏が講演しました。そのあと、「労働組合って何?」「平和について」「仕事の悩み」「仕事と恋愛」「政治について」「文化・環境・ボランティア」の6分科会に分かれて話し合いました。
 2日目は、「なんであねん!リストラ、残業、仕事がない」をテーマに岡山県学習協の石原春喜氏の講演を聞きました。
 石原氏は、このテーマで講演以来を受けたが、「今時こんなこともわからんのか?資本主義社会の基本的な学習がたらんからや」と辛口で資本主義社会の矛盾と今日起きている労働者への攻撃、それに対する反撃の方向を語りました。
 次回第7回交流集会の開催地は徳島と言うことで、徳島労連青年部長の福山君が来年の取り組みについて決意表明し閉会しました。

徳島市バス不当処分事件と闘う
 昨年11月、車庫内で軽微な接触事故を起こし、気づかず出庫したことに対し当局は当て逃げだと決めつけ、停職3日の処分を強行。委員長に対しても出庫が1分遅れたとして、運転手を降ろしみせしめの清掃業務に就かせました。これらの処分は、他の事例と比べて異常な処分であり、市民の足を守り、職員の生活向上のためにまともに闘う組合の弱体化をねらった不当労働行為であることは明らかであり、このように物言えぬ職員づくりを押し進める交通局は、(人員不足による過労業務;点呼方法の精神的圧力=職員の士気喪失;市民の奉仕者としての使命感の低下;公共交通としての安全・安心利便性の欠如)を現場職員に押しつけ、組織破壊を狙っていますが、労組としてこのような横暴を看過出来ることではありません。現在司法の場で係争中ではありますが、毎回多くの仲間の皆様方からの支援、激励が何よりの力です。労働者の権利と地位向上を確立するためにも組合敵視による不当弾圧には決して屈せず、勝利をつかみ取ることが各職場で闘う仲間への恩返しと考えています。

徳島建労第39回定期大会開催
 徳島建労第39回定期大会が、5月27日と6月1日に開かれ代議員、執行部、書記ら140人が参加しました。大会では、7月の参議院選挙で政治の転換と、?県内建設会社、協会との懇談や住宅デーを成功させ、リフォーム助成を市町村に広げる?消費税増税に反対し、医療・年金の改善のたたかいを他団体と共同して進める?職業病対策と労災認定にむけた運動に取り組む?秋の拡大月間の成功と1万人回復をめざす、ことを確認。新役員に辻委員長、桐川書記長が再選されました。

「労働センター窓口」より
 4月21日開設以来5月末までに21件の相談がありました。相談内容で最も多いのは解雇と退職の強要などです。特に5月に入ってから4件、そのうち3人が建交労に入って解雇撤回の闘いを進めています。相談員も電話番にとどまらず団体交渉に参加するなど一役買っています。次に多いのが長時間労働と残業代の未払いです。特に「○○美容室」などで働く青年の長時間労働は深刻で、朝7時から夜10時まで1年半働いたが一円も残業代を貰ったことがない等、青年の働かされ方は異常です。
 開設後2ヶ月が経過しましたが、「センター」の存在を多くの労働者に知らせることと一人でも入れる地域労組の確立が差し迫った課題です。どんどん宣伝し、どんどんお電話下さい。

徳島建労主婦の会です。
 徳島建労主婦の会は、組合員の配偶者らで組織し、現在1284人の会員がいます。組合活動をサポートしながら、健康、教育、料理、記帳講習、レクなど活発に活動をしています。
 このたび県母親大会に伊藤多喜男の「南中ソーラン節」を披露するために毎週夜間に練習をしています。この踊りは汗をかくほどハードで、覚えるのも大変。メンバー15人が動きを合わせるの も『一苦労』と言います。でもダイエットにも期待ができ頑張っています。乞うご期待を!。